ホーチミン旅行の楽しみの一つ、お土産選び。特に、職場や友人に配るお菓子はセンスが問われるので悩みますよね。日持ちはするのか、現地の味は日本人の口に合うのか、どこで買うのがお得なのか、疑問は尽きないと思います。
この記事では、ホーチミンで買える日持ちする定番のお菓子10選から、おすすめの購入場所、失敗しない選び方のコツまで詳しく解説します。これを読めば、時間がない中でもきっと喜ばれるお土産が見つかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ホーチミン土産に人気の日持ちするお菓子10選

ホーチミンには、ココナッツやカシューナッツ、コーヒーといった南国らしい素材を活かした美味しいお菓子がたくさんあります。伝統的なお菓子から、おしゃれなパッケージのものまで種類が豊富なので、贈る相手に合わせて選べるのが魅力です。
ここでは、ばらまき用にもぴったりで日持ちする人気のお菓子を10種類厳選してご紹介します。どれもベトナムらしさを感じられるものばかりなので、お土産選びの参考にしてくださいね。
ばらまきに最適なココナッツキャンディ
メコンデルタのベンチェ省が発祥のココナッツキャンディは、ベトナム土産の定番中の定番です。ココナッツミルクと麦芽糖の濃厚な甘みと、少し歯にくっつくような独特の食感が特徴で、素朴な味わいが人気を集めています。
個包装になっているものが多く、会社の同僚や友人へのばらまき土産として最適です。スーパーや市場など、どこでも手軽に購入できるのも嬉しいポイントですね。
香ばしい風味が魅力のカシューナッツ菓子
ベトナムは世界有数のカシューナッツ生産国で、その品質の高さは折り紙付きです。塩味やガーリック味、チリ味など様々なフレーバーがあり、おやつとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても喜ばれること間違いなしです。
殻付きのものや薄皮付きのものは特に風味が良く、香ばしい味わいが一度食べたら止まらなくなる美味しさです。真空パック包装のものを選べば、風味を損なわずに持ち帰ることができます。
ベトナムらしい味わいのコーヒー菓子
コーヒー大国ベトナムならではのお土産として、コーヒー味のお菓子も外せません。香り高いコーヒー豆をチョコレートでコーティングしたコーヒービーンズチョコや、濃厚な味わいのコーヒークッキーなど、種類も豊富です。
甘さ控えめのものも多いので、男性や甘いものが苦手な方へのお土産にもおすすめです。美味しいベトナムコーヒーと一緒に楽しむのも素敵ですね。
美容にも嬉しいドライフルーツのお土産
南国フルーツの宝庫であるベトナムでは、マンゴー、パイナップル、ジャックフルーツなどのドライフルーツが人気です。砂糖不使用でフルーツ本来の甘さを凝縮したものが多く、美容や健康を気遣う方へのお土産にぴったりです。
特にドライマンゴーは定番で、濃厚な甘みと程よい酸味のバランスが絶妙です。ヨーグルトに入れたり、そのままおやつとして楽しんだり、様々な食べ方ができます。
おしゃれなパッケージのチョコレート
近年、ベトナム産カカオを使った高品質なチョコレートが注目を集めています。「MAROU」や「PHEVA」といったブランドが有名で、カカオの産地ごとに異なるフレーバーを楽しめるのが魅力です。
パッケージのデザインもおしゃれなものが多く、大切な人への特別なお土産として喜ばれるでしょう。カカオの含有率が高いビターなものから、フルーツやスパイスを使ったユニークなものまで揃っています。
サクサク食感が楽しいライスペーパー菓子
生春巻きでおなじみのライスペーパーを使ったお菓子も、ベトナムらしいお土産の一つです。ゴマやココナッツを混ぜて焼いたものや、甘い味付けのスナックなどがあり、サクサクとした軽い食感が特徴です。
かさばらず軽量なので、スーツケースのスペースを気にせず買えるのが嬉しいポイント。市場やスーパーで様々な種類が売られているので、いくつか試してみるのも楽しいですよ。
伝統の緑豆菓子バインダウサイン
バインダウサインは、緑豆の粉を砂糖や油と混ぜて固めた、ベトナムの伝統的なお菓子です。口に入れるとほろほろと溶けるような食感と、上品で優しい甘さが特徴で、温かいお茶とよく合います。
年配の方や、和菓子が好きな方へのお土産におすすめです。ベトナム名物のエッグコーヒーと一緒に、午後のひとときを楽しむのも良いでしょう。
エキゾチックな味わいのタマリンド菓子
タマリンドという豆科のフルーツを使ったお菓子は、甘酸っぱい独特の風味が特徴です。種を取り除いて砂糖や唐辛子をまぶしたものが一般的で、エキゾチックな味わいは一度食べるとクセになるかもしれません。
少し変わったお土産を探している方にぴったりの一品です。見た目もユニークなので、話の種になること間違いなし。スーパーなどで手軽に購入できます。
甘くて香ばしいピーナッツ菓子
ピーナッツを水飴で固めたお菓子は、ベトナムで昔から親しまれているおやつです。日本の豆板に似ていますが、ショウガやゴマが入っているものもあり、より香ばしく奥深い味わいが楽しめます。
カリカリとした食感とピーナッツの香ばしさが後を引き、子どもから大人まで幅広い世代に愛される素朴な美味しさです。市場などで手作り感のあるものを探すのも楽しいですね。
上品な甘さが特徴の蓮の実のお菓子
蓮の実はベトナムで縁起の良い食材とされており、お菓子にもよく使われます。砂糖で甘く煮た「ハッセン」や、蓮の実餡を包んだお菓子などがあり、ほっくりとした食感と上品な甘さが特徴です。
見た目も美しく、目上の方へのお土産としても安心して渡せます。デパートや専門店で、化粧箱に入った高級感のあるものを選ぶと良いでしょう。
ホーチミンでお菓子土産を買える場所

ホーチミンでお土産用のお菓子を探すなら、いくつかの選択肢があります。活気ある市場から近代的なスーパーまで、それぞれの場所に特徴があるので、旅のスタイルや目的に合わせて使い分けるのが賢い方法です。
効率よく買い物をするためには、事前にどこで何を買うか計画しておくのがおすすめです。ここでは、代表的な4つの購入場所とそのメリットをご紹介します。
地元の活気が楽しいベンタイン市場
ホーチミン1区の中心部に位置するベンタイン市場は、観光客に最も人気のスポットです。食料品から雑貨まであらゆるものが揃い、お菓子を売る店もたくさん軒を連ねています。地元の人々の活気を感じながら買い物できるのが魅力です。
ここでは価格交渉が基本となるため、コミュニケーションを楽しみながらお得に買い物をしたい方におすすめです。ただし、観光客向けの価格設定になっていることもあるので注意が必要です。
品揃え豊富で安心なスーパーマーケット
地元の人が日常的に利用するスーパーマーケットは、品揃えが豊富で価格も明朗なので、安心して買い物できます。「Co.opmart」や「Big C」、「WinMart」などが有名で、市内の至る所に店舗があります。
お菓子だけでなく、調味料やインスタントフォーなども一緒に買えるので、効率的にお土産を探したい方に最適です。セール品が見つかることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
お洒落な専門店やデパートで探す
ドンコイ通り周辺には、パッケージにもこだわったお洒落なお土産を扱う専門店や、高級デパートが立ち並んでいます。品質の高いチョコレートやクッキー、伝統菓子などを探しているなら、こちらのエリアがおすすめです。
少し値段は張りますが、大切な人への贈り物や、見栄えのするお土産を探している場合に適しています。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと商品を選べるのもメリットです。
帰国直前に便利な空港の免税店
タンソンニャット国際空港の免税店にも、お土産用のお菓子が揃っています。買い忘れたお土産があったり、手荷物を増やしたくない場合に非常に便利で、主要な定番商品はここで一通り手に入ります。
帰国直前にまとめて購入できる手軽さが最大の魅力ですが、市内のスーパーや市場に比べると価格は割高になる傾向があります。あくまで最終手段として考えておくと良いでしょう。
失敗しないお菓子土産選びのコツ

せっかく選んだお土産も、持ち帰るまでに割れてしまったり、賞味期限が短かったりすると残念ですよね。特に慣れない海外での買い物では、いくつか注意しておきたい点があります。購入前に少し確認するだけで、失敗をぐっと減らせます。
ここでは、ホーチミンでお菓子土産を選ぶ際に知っておきたい4つのコツをご紹介します。これらを意識して、スマートにお土産選びを楽しんでください。
必ず賞味期限を確認しましょう
特に市場や個人商店で購入する場合、商品の回転が遅く、古いものが混ざっている可能性もゼロではありません。お土産を渡す相手に失礼がないよう、購入前に必ずパッケージに記載されている賞味期限を確認する習慣をつけましょう。
ベトナム語では「HSD」や「Han su dung」が賞味期限を意味します。日付の表記が「日/月/年」の順になっていることが多いので、見間違えないように注意してください。
持ち運びやすい包装かチェックする
クッキーやライスペーパー菓子など、割れやすいお菓子は箱に入っているか、頑丈なパッケージのものを選ぶのがおすすめです。また、チョコレートやキャンディ類は、暑い気候で溶けやすいので、保冷バッグがあると安心です。
スーツケースの中で潰れたり溶けたりしないよう、包装の状態をしっかり確認することが大切です。個包装になっているものは、配りやすく衛生的でもあるので便利ですよ。
市場での価格交渉のポイントとは
ベンタイン市場などでは、提示された価格から交渉するのが一般的です。まずは言い値の半額から3分の2程度の値段を提示してみましょう。電卓を使いながらコミュニケーションを取ると、言葉が通じなくてもスムーズです。
一度にたくさん買う「まとめ買い」をすると、交渉がしやすくなる傾向があります。無理な値切りはせず、お互いが納得できる価格で、買い物のプロセスそのものを楽しむのがコツです。
スーツケースでの上手な梱包方法
お菓子を日本まで綺麗な状態で持ち帰るためには、スーツケースへの詰め方も重要です。割れやすい箱入りのお菓子は、衣類などの柔らかいもので挟むようにして衝撃から守りましょう。中央に配置するのがポイントです。
チョコレートなど溶けやすいものは、預け荷物のスーツケースの中心部に入れると、温度変化の影響を受けにくくなります。万が一に備えて、ビニール袋に入れておくとさらに安心です。
まとめ:喜ばれるホーチミンのお菓子土産を選ぼう

ホーチミンには、ココナッツキャンディのような素朴な伝統菓子から、ベトナム産カカオを使ったおしゃれなチョコレートまで、魅力的なお菓子がたくさんあります。スーパーや市場など、買う場所によっても品揃えや雰囲気が異なるので、色々巡ってみるのも楽しいでしょう。
賞味期限の確認や持ち運びやすい包装を選ぶといったコツを押さえれば、失敗なくお土産選びができます。この記事を参考に、贈る相手の顔を思い浮かべながら、素敵なホーチミン土産を見つけてくださいね。
ホーチミンのお菓子土産に関するよくある質問

お菓子の値段はどれくらいですか?
お菓子の値段は、買う場所や種類によって大きく異なります。市場やスーパーで買えるばらまき用の袋菓子は、1袋あたり100円~500円程度が目安です。
一方で、デパートや専門店で販売されている箱入りの高級チョコレートなどは、1,000円から3,000円程度するものもあります。予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
日本に持ち帰れないお菓子はありますか?
加工済みの市販のお菓子であれば、基本的にほとんど問題なく日本に持ち帰ることができます。ただし、生のフルーツや、肉エキスが入った製品(一部のスナックなど)は、動物検疫や植物検疫の対象となる可能性があるため注意が必要です。
購入する際にパッケージの成分表示を確認し、不明な点は避けるのが無難です。念のため、農林水産省のウェブサイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
スーパーと市場ではどちらが安いですか?
一概にどちらが安いとは言えませんが、一般的には価格交渉が可能な市場の方が安く買える可能性があります。ただし、観光客だと分かると高めの値段を言われることもあるため、ある程度の相場を知っておくことが大切です。
その点、スーパーは定価販売なので安心して買い物ができます。特売品などを狙えば、市場よりもお得に購入できることもあります。
ベトナム語が話せなくても買い物できますか?
はい、問題ありません。ホーチミンの観光客が訪れるような市場や店舗では、店員さんが簡単な英語や日本語の単語を知っていることも多いです。また、値段は電卓や指差しで示してくれるので、言葉が通じなくても意思疎通は十分に可能です。
スマートフォンアプリの翻訳機能を使ったり、欲しい商品の写真を見せたりするのも有効な方法です。笑顔で接すれば、親切に対応してくれる人がほとんどですよ。
お土産店でクレジットカードは使えますか?
デパート、スーパーマーケット、空港の免税店など、規模の大きい店舗ではほとんどの場所でクレジットカードが利用できます。VISAやMastercardが一般的です。
しかし、ベンタイン市場のような市場や個人経営の小さなお店では、現金のみの対応となることがほとんどです。ある程度のベトナムドン(現金)を用意しておくと安心でしょう。
